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地域と共に、
美しい棚田を未来へ継ぐ。

白鷹北部地区では農家や地域の後継者不足や急激な人口減少により個々の集落協定だけでは農地の維持できなくなっておりました。また、イノシシ等の獣による棚田の掘り返しにより耕作が厳しくなっている地域が増え、中山間直払制度だけでは維持できないようになってきたことから、山形棚田20選に選ばれている中山と深山地域を中心に棚田を有する6地区で協力し農家非農家の垣根を取り払い地域ぐるみによる棚田保全と地域振興に取り組むべく、白鷹北部地区棚田地域振興協議会を設立しました。

組織名白鷹北部地区棚田地域振興協議会
設立日令和3年4月
構成員数27名(農家30%、非農家70%)

取組地域の概要

県南部の白鷹町は耕地面積の約6割を占める中山間地において、米作を中心にリンゴ、トマト、酪農による生乳生産を行うとともに、日本一の生産を誇る紅花の加工技術や深山和紙、白鷹紬などの伝統工芸技術を継承しています。

なかでも白鷹北部では早くから中山間地域等直接支払制度による農地保全やグリーンツーリズムによる交流人口の増加などの中山間振興施策に取り組んでいます。

小林孝次会長ごあいさつ

 日頃より、白鷹北部地区棚田地域振興協議会の活動に対し、特段のご高配を賜り、厚く感謝申し上げます。
 現在、多くの棚田地域では、高齢化や人口減少に伴い、耕作放棄地の増大や担い手不足が深刻化しています。当町においても他の棚田地域の例に漏れず,高齢化や後継者問題が大きな問題となっており、棚田の保全や地域活性化にかかわる人々がいかに棚田を保全し、有意義な活動としていくのかということが、今まさに問われている状況となっています。
 白鷹北部地区棚田地域振興協議会は、棚田地域の保全活動を担う代表者として、この風景を守る、自然を守る、環境を守るとともにその意識の醸成に向けて、棚田を核とした地域振興を通じて、棚田を将来に受け継いでいくという改正棚田地域振興法の考え方に基づき、積極的に多様な取り組みを実施しながら、さらなる幅広い活動を展開してまいります。